政府は今月30日が期限の「緊急事態宣言」を解除し、「まん延防止等重点措置」も通り越して、全ての制限を解除、緩和する方向で検討しているそうです。お店の営業は午後9時までですが、午後8時までは飲めそう。
「歓迎!」という声とともに、「いいのか、そんなに緩めて~」とリバウンドを懸念する声も上がっています。
お酒を飲む人もいれば、飲まない人もいます。
そこは嗜好品ですから、制限は無いほうがいいに決まっています。
問題なのは、誰がどういう根拠で制限を決めているかです。
このブログの「ブレーキとアクセル」でも書いたように、コロナウイルスによる感染は科学的に起こる現象です。
お酒も科学的に制限されなければ感染は防止できないし、市民も納得できません。
感染していない人同士なら、何人一緒に飲んでいても、何時まで飲んでいても感染は広がりません。
でも、その中に感染者がいたら、感染はあっという間に広がるでしょう。
そこで浮上したワクチン接種証明(パスポート)の話も煙トロです。
出張先のホテルを探していたら、接種証明があれば宿泊料「500円引」というところがありました。
もちろん、ワクチン接種証明は感染していないことを証明するものではありませんが、感染リスクという観点から見れば、政治家の「勘」や、政府の「懐」よりずっとマシ(科学的)です。
まずは専門家と呼ばれる科学者が、バラエティ番組ではなく公式の場で発言すべきです。科学者が本当のことを言えないなら、スーパーコンピューターやAIが言ったことにすればいい。彼らなら傷つくことはありません。
それにしても、もう10月。コロナに始まってコロナに終わる1年も、残すところ3カ月です。
来年のダイアリーを発注しました。