越谷市の2日間にわたる外部評価が始まりました。
A、B、2班に分かれ、全15事業の公開ヒヤリングです。
私はA班で、今日は次の4事業を担当しました。
1 空き家等適正管理事業
役所の付ける事業名って、それだけはピンとこないものが多いですね。何が「適正」なのか?
→越谷市には12000戸(7.9%)もの空き家があり、年々増えています。中には放置されていて危険なもの、衛生上有害なもの、景観を損ねているものもあり、市が指導したり、助言したり、時には応急措置や撤去もする。そんな事業です。程度のいいものや、好立地の物件など、活用する方法はないものでしょうか?もったいないです。
次の3つの事業については、市が書いた概要のままです。
2 交通安全施設整備事業 暗い交差点や見通しの悪い道路に道路照明灯や道路反射鏡を設置する。
3 生物多様性保全・向上事業 地域の自然資源を地域協働で守り育てる仕組みを支援する。
4 放置自転車対策事業 放置自転車盗の誘導整理や撤去業務を民間委託した。
3番が分かりにくいですね。ムクドリやハクビシン、アライグマなど有害鳥獣対策、クビアカツカミキリなどの害虫防除、コシガヤホシクサの復活などが含まれています。想像できましたか?
外部評価を含めた行政評価の目的は、市民への説明責任、資源の最適配分(最小の経費で最大の効果を上げる)、それに、評価を通じて適切な事業の見直しや選択を行うことです。現状で満足していては、進歩はありません。15事業の中で担当課が「現状維持」とした事業が2つあります。そのうちのひとつが上記「2 交通安全施設整備事業」でした。越谷市の交通安全は、本当に満足水準にあるのでしょうか?