事業1の中に、リタリコのご協力で「個別の学び支援システム」の部屋をオープンさせました。
この「個別の学び支援システム」は、学び辛さで悩む子どもたちのため、リタリコが開発した個別支援計画作成アプリ、教材提供サイト(その数、7,000点)、研修用動画サイトの総称です。
名称が硬い~ので、来春、システムのバージョンアップのとともに、使い勝手もよくなりますが、見た目もよくなるそうです。どうぞ、ご期待ください。
学び辛さのある子どものことを、よく「発達に課題がある子ども」と表現することがありますが、それは誤りです。当然ですが、学びは子どもが中心であるべきです。見方を変えれば、課題があるのは子どもにではなく、現在の学びのシステムにあり、それに合わない子どもが大勢いることに(あらためて)気付いたわけです。
これは、社会も同じです。
「障害のない社会をつくる」障害は人にではなく、社会の側にある。社会にある障害をなくしていくことを通して、多様な人が幸せになれる「人」が中心の社会をつくる。これがリタリコのビジョンです。
社会といえば、東京でパラリンピックが開催されました。世界最高峰の障碍者スポーツ競技会と言われ、多くの人が「勇気をもらった」「感動した」と口にしますが、会場に手話通訳者の姿はあっても、聴覚障碍者が競技に参加していないことは、あまり話題になりません。
現在の学びに合わない、合わなさは千差万別です。だからこそ、障碍の有無(障碍はゼロイチでは表現できませんが)にかかわらず、「子ども」を中心とした学びのシステムへの転換が必要なのです。