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金星が三日月とコラボしていました

 夜空を見上げると、頭上に輝く三日月のそばに明るい星が見えます。金星です。

 マイナス4.4等ですから、かなり明るい。全恒星の中で一番明るいシリウスでさえ、マイナス1.5等です。

 11月8日の13時30分から15時ごろにかけて、月が金星を隠す「金星食」が起こりました。もっとも、昼間の現象でしたから、肉眼で見ることはできませんでした。こうした日本の広い範囲で金星食が起こるのは2012年8月14日以来、約9年ぶりのことだそうです。夜空を見上げるのは、もっと久しぶりのような気がします(笑)。

 悔しいので、次の素敵な夜空はいつなのか、調べてみました。

 金星食ではありませんが、12月7日の夕方、南西の低空で三日月と金星が接近します。その左上に土星と木星があり、3つの惑星がほぼ同じ間隔で並びます。8日には月と土星が並び、9日には月と木星が接近します。

 このとき、金星はマイナス4等、木星はマイナス2等、土星はちょっと暗くて1等くらいです。

 眼の検査だと思って見てみましょう。例えば2等→1等というように、1つ等級が上がると明るさは2.5倍です。

 14日未明には、ふたご座流星群が見ごろに~月が沈んだ夜明け前がチャンスです。