先日、青森で国道4号線の「端」を見てきましたが、上下線で起点・終点の主張に違いがあるのか確かめるため、仕事先から足を延ばして、日本橋(東京都中央区日本橋)に行ってきました。
そこで知ったのは、日本橋が国道7路線の起点になっているということでした。
そして、日本橋には「国道の(上りの)終点」という発想は微塵もありませんでした(笑)。
もちろん、「終点」を示すような標識はひとつもありません。
私が興味を持ったのは、7路線の起点だから日本橋が七差路かというと、そうではないということです。一つの道が枝分かれして、7路線になります。
日本橋から北へ4路線、南へ3路線、分岐するまでの間は複数の国道が重なっているのです。
分岐点を起点としないところが日本橋の日本橋たる所以なのでしょう。それを象徴するように、日本橋には「日本国道路元標」が設置されています。
分かり難いので、周辺を歩き回って作ったのが、全7路線の略図です。参考に、全7路線の起点・終点と総延長距離を記しておきます。
日本国道路元標
・国道1号(日本橋〜大阪府大阪市)806.6km
・国道4号(日本橋〜青森県青森市)887.1km
・国道6号(日本橋〜宮城県仙台市)442.7km
・国道14号(日本橋〜千葉県千葉市)65.0km
・国道15号(日本橋〜神奈川県横浜市)29.6km
・国道17号(日本橋〜新潟県新潟市)461.9km
・国道20号(日本橋〜長野県塩尻市)233.2km