あけましておめでとうございます。
初日の出は見ましたか? (東京の日の出は6:51です)
毎日、同じ太陽が東の空から上ってくるのは、地球が自転しているからなのに、元旦の太陽だけ特別扱いしてしまうのは、どうして?という疑問をよそに、太陽に向かって神様みたいに手を合せてしまうのが私達、人間です。
日本神話の中で、最高の神は天照大御神(あまてらすおおみかみ)です。アマテラスというくらいですから太陽神。そして、あらゆる願いを聞き届けてくれる所願成就の神様です。手を合わせたくなるのも当然です。
太陽神といえばギリシャ神話のアポロンも有名ですが、アポロンはゼウスの息子です。天照大御神の父は、いざなぎのみこと(伊邪那岐命・伊弉諾尊)、母は、いざなみのみこと(伊邪那美命・伊弉冉尊)。どこかで聞いたことがあるでしょう?そして、天照大御神は、あの天岩戸に隠れた女性の神様です。
私の趣味は、神社仏閣を回ってお守りを集めることです。
今では期限が切れ、返納できないお守りが段ボール一杯になってしまって・・・
昨年12月、青森市の善知鳥(うとう)神社に行きました。この神社には、紀理毘売命(たぎりびめのみこと)、市寸嶋比売命(いつきしまひめのみこと)、多岐都比売命(たぎつひめのみこと)の宗像三女神が祀られています。
そう、「宗像」というくらいですから九州の玄界灘を守る神様です。
この三女神は天照大御神と素戔男尊(須佐之男命・すさのおのみこと)との誓(うけい)の結果から生まれたと伝えられています。素戔男尊は天照大御神の弟で、天岩戸に隠れる原因をつくった暴れん坊の神様。一方で、ヤマタノオロチを退治するなど、武運の神として崇められている神様でもあります。⇒あとは日本神話をお読みください。
さて、「うとう」はウミスズメ科の海鳥の名で、昔、今の青森市の辺りを善知鳥村と呼んでいたそうです。
平成17年(西暦2005年)青森市と浪岡町が合併し「フクロウ」に変わるまで、「うとう」は青森市の鳥でした。
しかし、善知鳥をどうして「うとう」と読ませるかについては、諸説あります。
前置きが長くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2022年元旦