· 

祝2022年 しぶんぎ座流星群は3日深夜過ぎが見ごろ

 三大流星群のひとつ、しぶんぎ座流星群の極大(たくさん見える時間帯)は、1月4日5~6時ごろと予想されています。7時が日の出ですから、その前がチャンスというわけです。寒波襲来で冷え込みますから、寒さ対策をしっかりしてご覧ください。

 ところで、「しぶんぎ座」の「しぶんぎ(四分儀)」とは天体観測用の道具です。しかし、1930年ごろ、星座の数を88と決めた際に採用されず、現在は「うしかい座」、「りゅう座」、「おおくま座」の一部になっています。(星座にも五輪種目のように、採用・不採用があったんですね~)

 こうして「しぶんぎ座」は幻の星座になりましたが、流星群の放射点が「しぶんぎ座」の近くにあったことから、「しぶんぎ流星群」の名称はそのまま、変更されなかったというわけです(忖度があったのでしょう)。

 三大流星群の残る二つは、8月のペルセウス座流星群、12月のふたご座流星群です。

 しぶんぎ座流星群はこの二つの流星群に比べ、活動期間が短く出現数が変化しやすいという特徴があります。

 それでも、 今年は新月で放射点も高く、観測には適しているそうです。