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2022年(王将戦)第一局を藤井四冠が制す

 将棋の八大タイトルのうち四つ(竜王、王位、叡王、棋聖)を持つ藤井聡太四冠が、同じく三つ(名人、王将、棋王)を持つ渡辺三冠に勝利しました(残る一つは、永瀬王座)。まさに、将棋界の頂上決戦です。

 2017年、叡王戦が加わって七大タイトル⇒八大タイトルになった翌年7月。棋聖戦(第89期)で豊島九段がタイトルを獲得して八大タイトルを8人の棋士が一つずつ分けあう混戦状態から3年。いよいよ藤井時代の到来?

 いいえ、まだまだ7番勝負の第一局ですから~~~第二局は、1月22、23日、藤井四冠の後手番です。

 しかし、将棋界がAIに敗北を喫したのとほぼ同時に現れた藤井四冠は、まさに将棋界の救世主と言えるでしょう。

 本局の序盤戦、AIを超え、森内九段(十八世名人資格保持者)に「なんじゃこの手は」と言わせた妙手は圧巻でした。定石に囚われない、まさにクリティカル・シンキングです。

 ゲームにハマらないよう、ゲームに近づかないと誓いを立てた私ですが、僅かに狂い始めています。