7日、気象庁は「南海トラフ大地震の可能性は高まっていない」と発表しました。
1月22日に日向灘を震源とする最大震度5強、マグニチュード6.6の地震の続報です。調査基準のM6.8に0.2だけ足りなかった地震でしたが、想定地震生内だったために(正式ではないけど)「調査」していたんですね。
M(マグニチュード)の0.2の差は、エネルギーにして2倍でしたね(過去のブログ参照)。
気象庁は、「平常時と比べて相対的に高まったと考えられる特段の変化は観測されていない」との見解(南海トラフ地震評価検討会)を添えたうえで、「規模や震源の深さから、大地震が想定される陸海のプレート同士の境界に直接影響しない」と結論付けました。
しかし、地震発生の可能性は高まっていないだけで、なくなったわけではありません。
この情報が決して安心情報ではない、ということに注意してください。
同検討会の会長も記者会見で、「南海トラフ沿いでは平常時でもM8~9級地震の30年発生確率が70~80%と高い。いつ起きても大丈夫なように準備をしてほしい」と呼び掛けています。