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府中市庁に出かけました

 日本に「府中市」と名乗る自治体が2つあります。今回、研修の仕事で出かけた東京都府中市と、もうひとつは広島県府中市です。名称が同じだとググるとき困ります。こんな例は他に・・「伊達市」が、 北海道と福島県にありました・・まあ、名前にも同姓同名さんがいますからね。

 違いを示すためか、(東京都)府中市役所の庁舎に「府中市庁」の文字がありました(写真)。

 県庁、都庁とは言いますが、市庁は「市長」と同じ「音」なので紛らわしいですね。府中市も普段は(条例上も)「府中市役所」を使っています。

  ところで、「庁」は「廳」の略字で、建物を表す「まだれ」を取った「聽」は「聴」の旧字です。「聴」という漢字をよく見ると「耳」「目」「心」という3つの文字で構成されています。耳だけでなく、目と(まっすぐな)心を使って「きく」と解釈できます。役所とは、そもそも市民の声をよく聴く場所のことだったのです。

 現在、東京都府中市は新庁舎建設中ですが、この魂が引き継がれるものと信じています(笑)。

 隣の大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)をお参りし、厄除けのお守りをいただくことができました。