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何れ菖蒲か杜若(かきつばた)

 梅雨空が似合う花があります。紫陽花(HPの背景に採用)と菖蒲です(写真は松戸市本土寺)。しかし、植物(花の名前)の苦手な私には、あやめと菖蒲、杜若(かきつばた)の違いがよくわかりません。「何れ菖蒲か杜若」(いずれあやめかかきつばた)という言葉があるくらい、どちらも同じようで区別がつけ難く、「優劣がつけ難く、一つを選ぶのに迷うこと」という意味の慣用句になっています。

 調べてみると、この三種は花びらの付け根で見分けられます。あやめは「網目状」、菖蒲は「黄色」、杜若は「白い筋」。なるほど、これなら明快です。それなのに、なぜ、「何れ菖蒲か杜若」なのか?「菖蒲」を「あやめ」と呼ぶのか?難しいことは抜きにして、梅雨のひと時を楽しむことにしましょう。