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刈和野の大綱引き(大仙市)

 今回の研修の会場は秋田県大仙市の刈和野です。

 刈和野駅は秋田新幹線が停車する大曲(花火で有名な)から二つ目の小さな駅です。駅員さんのような、そうでないような方(失礼)が、切符(実物)を受け取ってくれました。一時間に一本の電車ですから、大切にされているんですね。ところが、駅を降りると、というか駅から写真のような光景が・・大きな「綱」がで~んと建物内に納まっているのです。なんじゃこりゃ~?

「刈和野の大綱引き」といって、室町時代から伝わる祭事(国の重要無形民俗文化財)だそうです。

 綱の直径は約80センチ、長さは約200メートル、重さ約20トン。日本最大級の大綱は厳寒の2月10日の夜、数千人の老若男女が上町(二日町)、下町(五日町)に分かれ、左右に振られる提灯と「ジョウヤサノー」の掛け声とともに引き合います。上町が勝てば米の値段が上がり、下町が勝てば豊作になると占うのですが、そりゃ、どっちが勝っても「吉」じゃないですか(笑)

 研修会場の「大綱交流館」は、令和2年にできた施設で、地域コミュニティとまちづくりの拠点として利用され、「大綱引き」の展示があるほか、隣接する大綱の里伝承館で大綱づくりが行われるそうです。

 帰り間際、「踊る大捜査線」などでお馴染みの柳葉敏郎さんの自宅が傍にあり、故郷で子育てしながら俳優業されているとお聞きしました。庶民的な感じがして、好感度が上がりました。 ちなみにギバちゃんは下町です。