今日は、日本教育会館(千代田区一ツ橋)で行われた、不登校特例校「東京シューレ学園」設立15周年の集いに参加しました。学校法人「東京シューレ学園」が葛飾区の廃校を利用して「東京シューレ葛飾中学校」を開校したのは2007年、15年前のことなんですね。2020年には「東京シューレ江戸川小学校」が開校しています。
これまでの学校は、学校が子どもを支配してきました。
「学校は怖いところだった」
「不登校という選択をして、よかった。自分を見つめ直す時間が持てた」
卒業生の口から、こんな言葉が飛び出しました。そして、不登校の経験を活かして教師になった、臨床心理士をめざしているなど、5人の卒業生の話を聞くと、いずれも、シューレで(学校の内外を問わず)自分の成長に気付く瞬間があったように見えました。
「学びは強制ではない。やりたいことを支援すること」(奥地理事長)
「伝達⇒発見と創造」「子どもは小さな科学者」(記念講演に登壇した堀真一郎さん)
「子どもより多く学校に通った」(卒親)
「不登校なのに、どうしてこんなに明るいの?」(保護者)
子ども中心の教育への転換は容易ではありませんが、不登校の増加で(本当に)変わらなければいけないのは「子ども」ではなく「学校」の方なのです。
「学校」を「楽校」にしたい。足立区の不登校特例校(2024年開校予定)の準備が進んでいます。