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但馬三市合同議会議員セミナー(豊岡市)

 豊岡市、養父市(やぶ市)、朝来市(あさご市)、三市の議会議員合同セミナーのため、豊岡市にお伺いしました。午前9時、外気温4℃。寒いのは確かですが、稽古堂と呼ばれる旧庁舎と、その前に置かれた可愛らしい遊具とのコントラストに、心暖まる思いがしました。

 この稽古堂の元の建物は、1925年5月に発生した北但大震災の復興のシンボルとして、1927年に豊岡市役所として建設されたものです。北但大震災はマグニチュード6.8の地震(震度6、当時の最高震度)で、円山川流域、特に豊岡と城崎の町が甚大な被害を受け、420人もの方が亡くなられています。

 2013年、新庁舎の建設に併せ、市民交流センター「稽古堂」としてリニューアル。建物の2階は市議会議場となっています。「稽古堂」という名称の由来は、豊岡藩の藩校名でした。豊岡市の解説によると、「稽古」の原義は「古(いにしえ)を稽(かんが)える」「昔のことを調べ、今なすべきことは何かを正しく知る」こと。そこから、「修練・学習」という意味で用いられるようになった、ということです。

 まさに合同セミナーに相応しい会場です。