身支度を整えホテルの部屋を出ようとした、丁度そのときでした。TV放送が突然中断、Jアラート(全国瞬時警報システム)のサイレンとともに、アナウンサーが避難を呼びかけ始めたのです。
「直ちに避難。直ちに避難。直ちに建物の中、又は地下へ避難してください。ミサイルが、08時00分頃、北海道周辺に落下するものとみられます。屋外にいる場合は、近くの建物の中、できればコンクリート造りの頑丈な建物の中に避難してください、屋内にいる場合には、地下室か、地下室が無い場合はできるだけ窓から離れ、できれば窓のない部屋へ移動して下さい」
TVの時刻表示は7:56、Jアラート7:55受信と表示されていますから、すでに1分経過しています。
北海道の知人に連絡。瞬時に返事があったので安心しました。しかし、電車などは停まっているようですし、登校中の子どもたちも心配です。「近くにコンクリートの建物もない、地下室もない、窓のない部屋ってトイレか?押し入れか?」何もできず、不安だけが増幅します。
およそ20分後に、「落下の恐れはなくなった」と情報が訂正(修正)されました~7:22ごろ発射された超音速のミサイルは、北朝鮮から北海道まで1時間あれば間違いなく届いているでしょう~北海道に落下(着弾)しなくて、本当によかったですが、発射されたミサイルは何処へ消えてしまったのでしょう?これまで、北朝鮮からミサイルが発射される度に(瞬時ではなく、かなり時間が経って)日本海に落下したという情報(過去には太平洋にも落下)が流されてきました。それが今回は、ありません。国防上の理由(日本のレーダー衛星の性能が判明してしまう?)があるそうですが、週刊誌の記事になるまで、真実が明かされる日は来ないのでしょうか?