財政研究会の活動で府中市（広島県）を訪れました。念のため、同じ府中市でも、東京の府中市ではありません。路線情報など、ネット検索でよく間違えます。その府中市は、山陽新幹線福山駅からJR福塩線（ふくえんせん）で40分位のところにあります。
写真は福山城。駅のホームからこんな間近に見えるお城は他にありません。どうして？1891年、福山城の三の丸に駅が建設されたというのが真相です。福山城は1622年、徳川家康のいとこである水野勝成が築城し、廃藩置県まで藩政の中心でした。伏見櫓と筋鉄御門は築城時に将軍徳川秀忠から拝領したもので、国の重要文化財。天守は1945年、福山大空襲で焼失。1966年の市制施行50周年の際に再建されました。
とても奇麗なお城なのでお話を伺うと、2020年から2022年にかけ、築城400年を記念した大規模な改修工事が行われたばかりでした。「令和の大普請」と呼ぶそうです。全国から10億円以上の寄付を集め、天守北側の鉄板張りを再建したということですが、隣国（藩）から攻撃を受けるリスクがあるのでしょうか？