定野 司(さだの つかさ) 東京みらい中学校校長・文教大学客員教授

 1979年、埼玉大学理工学部環境化学工学科卒業後、足立区に入区。財政課長時代の2002年に導入した「包括予算制度」が、経済財政諮問会議の視察を受け注目を浴びる。

 以来、一貫して予算制度改革やコスト分析による行政改革を実践。環境部長時代の2008年から自治体の事業仕分けに参加。総務部長時代の2012年、多くの自治体と共同して新しい外部化の手法を検討する「日本公共サービス研究会」の発足、運営に携わるなど、自治体間の垣根を超えて持続可能な自治体運営に取り組む。「新しい自治体財政を考える研究会」代表理事。 

 2015年から2期6年間、足立区教育長。人財育成の基本は「成長を実感できる教育」にあると説き、特に、学力向上、特別支援教育、不登校対策に力を注いだ。2024年4月より、学びの多様化学校「東京みらい中学校」校長。

 生まれも育ちも、住まいも職場も、墓場も足立区にあるという完璧な井の中の蛙だが、現在は、全国各地で講義、講演、コンサルティング活動を行いながら、新しい改革のヒントをつかみ、井戸を枯らさぬ方策を持ち帰る。

 その方策をまとめた著書多数。その中の一冊「マンガでわかる!自治体予算のリアル」(2019 年 学陽書房)ではシナリオを担当し、好奇心旺盛な若き職員、山崎ひとみの活躍を描いた。

 2022年、大人の童話「玉手箱を忘れた太郎」で作家デビュー。

 

定野未来協創研究所の設立趣旨

 これまで42年間の長きにわたり、公務と平行し大勢の方々と様々な活動を続けて参りました。本研究所はそうした活動のめざす未来を明らかにし、それらをさらに成長、発展させるため設立しました。

 皆様のこれまで以上のご支援、ご協力をお願い申し上げます。


ロゴマークの説明

 当研究所の名称を「定野未来協創研究所(略称 定野未来創研)」としたので、S(定野)とS(創研)です。見えませんか?

 基本コンセプトは「ヒトが育ち協働して創る未来をめざす」です。そこで、Sは人が人を支える形にしました。これは、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のピクトグラムに影響されたのかもしれません(笑)。そして、M(未来)が抜けてるじゃないか?というご指摘に備え、ロゴ全体を右上がりにしております。