7 童話の世界

玉手箱を忘れた太郎

(新刊)

★いま解き明かされる龍宮城の謎!

★カメを助けた私は3 年の長旅を2 泊3日にしてもらいます。そこで私が見たものとは?

★好奇心旺盛な新聞記者とともにタイムトラベルを繰り返しながら、龍宮城がなぜ、いつ、どうしてできたのか?

★いよいよその謎が明らかになります。 

 あらすじが読めます! アマゾンでお求め頂けます。


■ダイバーシティ■  (おそらく世界一短い童話です)

先生が三人の子どもに聞きました。

「木の上に小鳥が六羽とまっています。

 ヒトが鉄砲で一羽撃ち落としました。

 木の上には何羽、とまっていますか?」

太郎は、「五羽とまっている」と答えました。

次郎は少し考えて、

「鉄砲の音で、みんな逃げてしまった」

と答えました。三郎は少し考えて、

「一羽とまっている」と答えました。

先生は三郎に聞きました。

「どうして一羽だけ逃げなかったのかな?」

すると、三郎は答えました。

「残った一羽は、

 耳の聞こえない小鳥だったからです」   おしまい

8 物語の世界

大人は、だれも、はじめは子どもだった。

しかし、それを忘れずにいる大人はいくらもいない。

 (サン・テグジュペリ「星の王子さま」より)


■女の子も男の子も、誰でも魔女になれる物語■

 「西の魔女が死んだ」(梨木香歩著)は、学校でいじめられ、不登校になった少女「まい」が西の魔女(祖母)の家に預けられ、魔女修行の末、東の魔女になるという物語です。

「まい」は祖母から、魔女になるために大切なことを教わります。それは、意志、自分で決める力、自分で決めたことをやり遂げる力です。

 生まれつき意志が弱くても、時間をかければ強くなれる。最初は何も変わらないけれど、黙々とやり続ければ、そろそろ、永久に何も変わらないのではないかと思い始めたころ、以前の自分と違う新しい自分を発見することができるのです。

 この物語を読めば、女の子だけでなく男の子も誰でも、魔女になれます。

 ひょっとしたら、大人も魔法使いになれるかもしれません。もちろん、これを読んだあなたも~